長江俊和先生の『出版禁止』のさっくり感想です。ネタバレあり。
あらすじ
著者長江俊和氏が手にしたのは、いわくつきの原稿だった。題名は「カミュの刺客」、執筆者はライターの若橋呉成。内容は、有名なドキュメンタリー作家と心中し、生き残った新藤七緒への独占インタビューだった。死の匂いが立ちこめる山荘、心中のすべてを記録したビデオ。不倫の果ての悲劇なのか。なぜ女だけが生還したのか。息を呑む展開、恐るべきどんでん返し。異形の傑作ミステリー。
フェイクドキュメンタリーやモキュメンタリーと呼ばれるジャンルの作品です。
事件の真相を探るために、謎解き作品のような読み方もできるので、そういったものが好きな人にもおすすめ。
感想
とある心中事件の真相を突き止めるため、長年取材を続けていたある記者の残した、事件に関するルポルタージュ。それを語り手(本の著者である長江俊和先生)が読みすすめ、紹介するという形式で物語が紡がれるフェイクドキュメンタリーです。
イヤミスにも分類されるらしいですね。ホラー感はあまり感じなかったですが、確かにスッキリ終わる感じでもなかったです。多少のグロ描写もありますが、こういう事実がありましたと書かれているだけで、生々しい描写されているわけじゃないので、そんなに怖くはなかったです。
記者と、心中事件で生き残った女性とのやりとりでほぼ構成されています。そのルポの中にたくさんの手がかりや伏線が散りばめられて、最後に大どんでん返しが待っています。
以下ネタバレ。
ガッツリネタバレ。


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